楯 直己

「捉え方の芸術となった月蝕」
“Lunar Eclipse~broadened perceptions”

動画『Ambient Voice Scape #146“月蝕〜Lunar Eclipse”』をアップしました。

Ambient Voice Scape #146
“月蝕〜Lunar Eclipse”

平安末期、出家し僧侶で歌人である西行が、月蝕を見上げて歌を残しました。
〜忌むといひて 影に当らぬ 今宵しも われて月見る 名や立ちぬらん〜
「月蝕は忌むべきものといって、月の光にも当たらないようにする今宵、その月を強いて仰ぎ見る自分にはおかしいという評判が立つだろうか」
その背景として「日蝕や月蝕」が古代より畏れられ、その光そのものが害であるとされ、平安時代ではそれを避けるため「日月蝕」光が身体にあたらないよう、ムシロで包まれたりの工夫がなされていました。

多様な捉え方の可能性を描く歴史のエピソードでもありますね。
私達に中にある捉え方の芸術…怖れるか、未知のものを受け入れるか…に触れてくれているのかもしれません。
このように、「捉え方の芸術」が自由になり、人生の時間を豊かにできるということを思い起こさせてくれる西行の言葉が、この日食と月食を迎える度、感性を磨いてくれるように。

Lunar Eclipse

Saigyo Hoshi (1118 – 1190), a famous Japanese poet, at that time wrote, “What might happen to my reputation, for me to be looking up to the Eclipse moon, everyone is trying to avoid.”
(At that time, people in Japan avoided Eclipse by hiding behind straw mats)
Saigyo presents the art of perception, stepping out of a ” habitual fear” to an open future.
~Enjoying the art of perception by watching the eclipse~

Facebook限定ライブ配信より(2021年11月19日配信)
Images of Eclipse are from NASA : https://images.nasa.gov

– NAOKI TATE –

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